現在主流の治療法

ここでは、現在の主流である医療用レーザーを使ったほくろ除去の特徴を解説。その他の治療法についても説明します。

医療用レーザーによるほくろ除去の特徴

医療用レーザーを治療に取り入れる皮膚科が増えて、現在はレーザーによるほくろ除去が主流になっています。

医療用レーザーのメリットは、切開と同時に止血まで行えること。小さなほくろであれば1~2週間くらいで傷あとが閉じ、小さくピンク色に残る程度にまでなります

その赤みは大体1~3ヵ月ほど残りますが、女性であればメイクで隠せるくらいの小さなもの。数か月もすればどこにあったのかわからなくなるほどきれいになります。

また、施術中の痛みがほとんどなく、精度が高いため失敗の危険性が少ないのも利点といえるでしょう。

注意点を挙げるなら、ほくろは根があるため、そこから再発する場合もあること。そういったケースを想定して、1年以上の保証を設けている病院が多いので、もし再発した際には再び病院を訪れてみるとよいでしょう。

医療用レーザーの種類

●炭酸ガス(CO2)レーザー
ほくろ除去に使われているレーザーは大きく分けて2種類。ひとつは、CO2レーザーメスとも呼ばれる炭酸ガスレーザーです。

ほくろの中にある水分を蒸散させながら切開し、同時に止血も行うため、通常のメスを用いた切除に比べてほくろの周辺組織に与える影響が少ないのが特徴です。また、皮膚の浅い組織も切除可能で、治癒も早くなっています。

●Qスイッチルビーレーザー
もうひとつは、平らなほくろ除去に使うQスイッチルビーレーザー。このレーザー光は、メラニン色素のある細胞にのみ反応し、他の細胞にはほとんど影響しないのが特徴です。

そのためほくろ以外にもシミやあざ、そばかすの治療にも使われています。

そのほかの治療法

レーザー治療以外にも、ほくろ除去には以下の方法があります。

●切除縫合法
直径6mmを超える大きなほくろの切除に用いられることがあります。

その名のとおり、通常のメスを使った術式となります。腕のいい医師であればかなりキレイに除去できるものの、術後の痛みが数日続いてしまうようです。約一週間後に抜糸、病院によっては消毒で何度か通院する必要があります。

また、大きさの違いはあれど傷が残るのもこの方法の特徴。シワの方向と一致させるようにすれば、ちょっと見ただけではわからない程度にできるようですが、医師の腕によるところが大きいといえるでしょう。

しかし切除縫合法では、ほくろのサンプルを採取して病理検査ができるのが大きなメリット。大きなほくろで、メラノーマや皮膚がんの心配がある人は一度考えてみてもいいかもしれません。

●電気凝固法
電気メスを使い、ほくろをかさぶたのように薄く固めて除去する方法です。小さなほくろは5~10分程度で除去できますが、たいてい直径1cm以上の大きなほくろや盛り上がりのあるほくろに用いられます。

一度に削りすぎてしまうと傷跡がへこんだように残ってしまうため、複数回に分けて施術を行うのが一般的。皮膚からかなり隆起しているほくろの場合、メスで切除してから残った部分を電気凝固することもあります。

●くりぬき法
ほくろの大きさが6mm以内の小さなものに有効な治療法です。円筒状の器具を使ってくりぬきますが、局部麻酔をしているため痛みもなく、所要時間も短いです。また、縫合は行わず、術後は軟膏を塗るだけのケアになります。

術後の傷跡はニキビ跡のようなもので、そのへこみが盛り上がってくるには約2~3週間ほどかかります。レーザーよりも奥の組織までくりぬくので、再発の可能性がほとんどないのがいいところですね。

●ほくろ除去クリーム
漢方のほくろ除去クリームやWMVというクリームがあります。これらは海外では手軽に買える有名商品ですが、日本の病院やクリニックでは使用されていません。そのため、購入には個人輸入のお店でするようになります。

基本的な使い方は塗るだけなのですが、日本で販売許可されている物ではありません。もしトラブルがあった場合、すべて自己責任となります。試すならまずは目立たない部分のほくろに使って様子を見るほうが無難でしょう。金額は漢方なら3万円、WMVなら1万円前後といったところです。